鍼灸治療は体質改善であることは言うまでもありません。しかし同じ様に治療しても改善が早い方と、遅い方があるのは、どうしてでしょう。体質の違いと言えばそれまでですが、その体質は、そして貴方の身体
は何からできているのでしょうか?それは毎日三度、三度摂る食事から成り立っています。
主食は玄米が理想的です。
最近では主食より副食(おかず)を多く摂る時代になってしまいましたが、これは正さないといけません。そして主食のご飯を白米より玄米に変えることで素晴らしい効果を期待できるのです。
玄米が身体に良いのは皆さんもすでにご存知の事。この頃は自然食が見直され玄米を食べる人も増えてきました。ではどの様に身体に良いのかしっかりと頭で理解してから食べた方が効果も大きいでしょう。
玄米は日本人の主食として重要視され古来より食べられてきました。
ご飯と言えば玄米の事を言っていたのです。しかしいつの日からか、ご飯は白米が常識の世の中になってしまいました。
その昔、庶民は玄米で、御殿様は白米を食べていたようです。しかし今より病気は少なかったようです。それが江戸時代より(政治的理由により)「庶民も白米を食べてもよろしい。」との許可が出てから、庶民は御殿様と同じ白米が食べられると、
喜んでいっせいに白米を食べだしたのです。結果はどうなったでしょう。今まで玄米より得ていた栄養が不足するようになってしまいました。「江戸わずらい」といって原因不明の病気が蔓延するようになってしまったのです。そのひとつがビタミン不足による「脚気病」でした。困ったことです。白米を食べる習慣はそれ以来現在まで続いています。
玄米を嫌う人の一部に「玄米には農薬が多く残っているから食べない。」と間違った情報を信じている方がいるようですが、実は玄米には体内に残留する農薬や化学薬品、添加物など食品の害を取り除く力があるのです。それは玄米に含まれるフイチン酸という成分の解毒作用により、これらの悪い成分と結合して、体外に排出してしまうのです。
白米は玄米を精白して一番必要な胚芽と果皮の部分を取り除いてしまっている。つまりカスになっているのです。米が白いと書いて粕という字になっています。白米はでん粉とたんぱく質のみです。それに比べ玄米はビタミン類の宝庫です。白米にはない
栄養素が沢山あります。胚芽には各種ビタミンや、ミネラル、脂肪、たんぱく質や繊維質が豊富に含まれており、生命力に満ち溢れています。
玄米の生殖作用
もっと詳しく述べてみます。胚芽の中には、まず一番に挙げなくてはならない生殖ビタミンであるビタミンEがあります。この働きは卵巣の老化を予防し、男性不妊をも改善する力があり、生殖細胞を活性化して不妊体質の改善には
、なくてはならないビタミンです。
その他自律神経の働きを調整する、ガンマーオリザノール、皮膚を美しくするビタミンF, 成長に必要なビタミンB2、骨に必要なビタミンD、その他肝臓を強める、イノシトール、制癌作用のあるベーターシステロール、などの成分に満たされております。
便秘改善に
玄米には外側の部分が薄い皮に包まれています。この皮の部分は繊維質であり、最近はこの繊維質が注目されはじめています。繊維質は腸の働きを活性化して便秘を防ぎ腸内を浄化してくれます。玄米を食べた翌日は心地よい排便があり、びっくりするのもこの働きの力です。
玄米は蒔けば芽が出ますが白米ではどんなに頑張っても芽は出ません。つまり玄米には、新しい生命を生み出す栄養素がすべて入っているのです。
美味しい炊き方
玄米に小豆、おし麦、ハト麦、粟、ひえ、等の雑穀を混ぜて炊き、黒ゴマをかけて食べるのが理想的です。(とても美味しくて食べやすくなります。)
圧力釜で炊くのが美味しい炊き方でベスト。
美味しく炊くコツは、水加減、(水に3時間〜1晩つけて置く)火加減と時間ですが、軟らかさと硬さは、好みで調整してください。 玄米の美味しさは、白米の比じゃないですよ。
圧力鍋の中に陶器の鍋、(カムカム鍋、、自然食品店にある。)を入れてその中で炊くと玄米がモチモチとしてさらに美味しくなります。これはお薦めです。
しかしお仕事を持っている方には少々難しく、最近は玄米も炊けるIH炊飯ジャーも登場しているのでお手軽に玄米が楽しめます。参考文献、東城百合子著「自然療法」
玄米ジュースの作りかた
簡単に作れて栄養価に富み、しかもダイエット効果のある玄米ジュースの作り方を紹介いたしましょう。朝食や昼食はこれだけでもOKです。夜遅い時などもこの玄米ジュースを飲んで寝れば胃腸の負担もなく翌朝快適です。
準備する物
材料の玄米は、夏なら2日前、冬なら4〜5日前から水につけておく。水は毎日取り替えて(夏なら1日2回以上)芽が出る寸前まで待つ。胚芽から針の先ほどの芽がトガッてくるか、こないかくらいのときに食するのが一番栄養価が高いといわれている。余った発芽玄米は水を切って、冷蔵庫で保存すれば、発芽の進行を抑えられる。玄米ジュースに大豆を入れると更に栄養バランスがよくなり、味はマイルドになる。大豆は前日タップリの水につけてふやかしておく。
作り方
1 大豆の豆くささをとるために、作る寸前に沸騰した湯の中で10秒ほど泳がせる。(湯のなかで大豆が浮いてくる。)
2 1人当たり大さじ3の玄米と、大さじ2の大豆に少しの水を入れて、ミキサーにかける。(2分ほど)季節の野菜、(青葉、人参など)や果実(みかん、リンゴ、バナナなど)を入れるととても飲みやすくなる。 大豆の替わりに豆乳でも可。 よく噛みながら飲んでください。
(メモ)
発芽玄米は玄米の中にもともとあった酵素が発芽によって活性化し、マグネシウムや亜鉛などのミネラル分が、人間の体に吸収されやすい状態になるといわれています。
玄米は生きて呼吸をしていますので、絶対にラップをしないでください。水につけていると、呼吸の細かい泡がでたり、白濁してきます。これは玄米の発芽しようという生命活動によるもので、生きている証拠です。このままにしておくと、水が腐敗しますので水は必ず換えてください。このとき玄米も軽くゆすいでください。
参考肥田式強腱術研究会「食養の会」テキスト
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