音楽家鍼灸

Musician Acupuncture

音楽家鍼灸とは

音楽家鍼灸とは、音楽家の心とからだをサポートするための鍼灸です。

何時間も反復的に同じ動作を行う、楽器演奏家、また伝統芸能の邦楽演奏者の方は、それぞれの楽器特有の演奏姿勢による首肩こり、腰痛や背中の痛み、手指腕の痛み、シビレなどで、悩んでいることがあります。また何時間も発声を続ける歌手、声楽家の方は、ノドの痛み、声のカスレや首肩こりに悩まされています。当院では、これらの症状を専門的研究により、その治療法を確立し対処。鍼灸治療により痛みやシビレを取り除き、また気持ち良く発声できるようになることで、心もからだも快適になり、気分良く演奏活動に専念していただけます。

また、身体の特定な筋肉が使用過多に陥り、痛みやシビレを伴わずに進行してしまい、ある部分に限局して演奏家の意図に反して動作が行えなくなってしまう、「フォーカルジストニア」の治療も行っております。

たくみ堂の音楽家鍼灸は
こんな方におすすめ

幼少時からの長時間練習で、痛み、シビレに悩んでいる方
手指、腕、背中の痛み、シビレに悩む打楽器奏者の方
顎関節症で口を開けにくく、困っている声楽家、管楽器奏者の方
肩、腕の痛みに悩む、日本伝統芸能の邦楽演奏者の方
指の使い過ぎで慢性的腱鞘炎に悩むピアニストの方
思うように指が動かずに悩んでいる、弦楽器奏者の方
肩こり、腰痛、慢性疲労でいつも不調の方
鎮痛剤を飲んで痛みを抑えて、演奏している音楽家の方
プレッシャーのかかる演奏の前に、
頭痛や吐き気に悩まされる演奏家の方
心理的ストレスで、自律神経失調症に悩む音楽家、声楽家の方
フォーカルジストニアに悩む音楽家の方

たくみ堂の音楽家鍼灸で
できること

痛みの原因から探り、
痛みを和らげる「根本的施術」

たくみ堂の研究では、痛みの原因を別角度より探り出し、根本的な治療をすることにより、効果をあげています。

音楽家の方々の、疲労による首・肩こり、腰痛。これらは決して病気とはいえませんが、悪化すれば病気になります。現れる症状も軽い人から重い人まで様々ですが、一般的な鍼灸では、効果が出にくいのが現状です。

また、多くの場合、重症になると身体の一部を思うように動かせなくなってしまいます。長年にわたる演奏活動を通じて、手指、腕といった演奏に直接使用する部分の筋肉はもちろんのこと、演奏中の姿勢維持や、精神的な緊張、力みなどで、全身に慢性的な筋緊張、コリが生じやすい状態になっているからです。

こうした慢性的なコリは、痛みやシビレ、動作の制限などを引き起こします。中でも、たくみ堂が注目するのは「脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）」のコリ。この筋肉がコリにより硬化すると、脊髄神経のはたらきに障害を与えます。脊髄神経が障害されますと、その神経がコントロールする、手や足にも痛みやシビレ、動作がスムーズにいかない、などの症状が現れてくるのです。

そこで、実際に症状が現れている部分とともに、硬化している「脊柱起立筋群」にも鍼を施してコリを取り、筋肉、神経をともに正常な状態に戻していきます。

一般的な鍼灸の方法では、深部のコリを取り効果を出すことは、簡単ではありません。ですが、たくみ堂では、長年の研究に基づき、症状の根本的な原因でもある「深部のコリ」にアプローチして、症状の改善を図っていきます。

たくみ堂で音楽家鍼灸を
受ける理由

20年以上にわたる研究と実績

「音楽家鍼灸」という言葉は、ここ2、3年で、ほかでも聞かれるようになりました。すでに知られている「スポーツ鍼灸」と同じように、今じわじわと認知され始め、少しずつ広まってきています。当院では、すでに20年以上、独自の研究を重ねてまいりました。きっかけは、不妊鍼灸が目的でいらっしゃった一人の音楽家の女性。その方のからだと向き合った時に、音楽家には一般の方とは違う、特有の悩みや不調があることを知ったのです。

以来、クチコミや紹介などで、プロ、アマ、楽器やジャンルを問わず、ご相談が増えています。おかげさまで研究も進み、独自の施術を確立。「音楽家鍼灸」として特化したメニューを打ち出しています。

「根本的施術」で深部のコリにアプローチ

前述したとおり、不調を訴える音楽家のみなさんのからだには、慢性的なコリが見られます。当院が着目しているのは、「脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）」という背中の筋肉。普段はあまり意識しませんが、人が姿勢を維持するために使われる筋肉です。人により不調を覚える箇所はそれぞれ違いますが、音楽家の方は共通して、この筋肉が硬化していることが多いのです。

子どものころから続く練習や、長時間におよぶ反復動作が原因の一つと考えられます。一般的な鍼灸だけではなかなか効果が出にくい、こうした深部のコリ。たくみ堂では、深部のコリにより効果的に届く「根本的施術」を確立、「音楽家鍼灸」として独自の施術を行っています。

長期的に心身両面でサポート

プロ、アマ、演奏楽器、ジャンル、そして演奏家、声楽家を問わず、音楽家のみなさんには特有のライフスタイルがあります。例えば、「練習で特定の反復動作を繰り返す」「どんなにからだが不調であっても練習や演奏を休めない」などです。

特にコンサートや演奏会などの本番前には、からだばかりでなく、心も緊張して、追いつめられてしまう方も少なくありません。その点、鍼灸は、音楽家ならではのライフスタイルに寄り添うことができる施術。忙しい中でも１〜２時間集中して、全身のバランスを整え、心のリラックスを図ることができます。不調を感じたときはもちろんのこと、長い目で音楽活動を継続していくためにも、心身の定期的なメンテナンスとしてご利用いただくことが可能です。

「不調で才能をあきらめないでほしい」という思い

20年以上、多くの音楽家のみなさんを診てきて、一番お伝えしたいのは「からだの不調をあきらめないでほしい」ということ。

かつて、たくみ堂の施術を受けた音楽家の方で、「からだが変わったら、演奏そのものが変わりました」とお話ししてくれる方がいらっしゃいました。鍼灸治療の存在を知らず、からだの不調から音楽活動をあきらめて、引退を選ぶ方も決して少なくありません。

「鍼灸には、必ず役に立てることがあるはず。音楽家としての才能を、決してからだの不調が原因であきらめないでほしい」。たくみ堂は、その強い思いをもって、音楽家のみなさんの才能の開花をサポートしてまいります。現在悩まれている音楽家の方は、あきらめる前に、ご相談だけでもお待ちしております。

初回時の診察から
施術までの流れ

問診

ご予約の上ご来院いただいたら、はじめに問診ルームで、現在の症状をお聞きします。痛みやシビレについて詳しくご説明いただき、患者さまに合ったスケジュールを相談の上、進めていきます。慢性化している場合も少なくないので、不安に思うことなどを、お話しいただきます。

脉診・腹診・背候診

問診後、施術ルームに移動して診察していきます。東洋医学独自の診察法の他、場合によっては音楽家の方に何時もお使いの楽器をご持参いただきまして、どのような動きで、どのような痛みや、不調が現れるかを再現していただき、治療法を決定していきます。

施術

診察法で決定した治療方針の元に施術をスタートします。ご希望もうかがいながら、鍼だけでなく、温灸などを併用しながら施術を行っていきます。痛みやシビレなどの軽減を確認しながら、心地よさを重要視した施術を行います。終了後は必ず症状の消失、または軽減を確認いたします。